何となく調子が出ないときや、慢性的に続く不調を感じた時に、「漢方薬」を勧められたり、実際に処方されたりしたことはありませんか?


漢方薬は穏やかな効き目で、すぐに効果が出ないと思い込んでいる人も少なくありません。

漢方薬は、薬自体の効能だけでなく、その人本来の体質を診て処方してくれる、オーダーメイドのようなお薬です。


ここでは西洋薬と漢方薬の違いについてまとめてみました。


◎漢方薬

【成分】

多種類の生薬


【薬の形体】

煎じ薬・エキス剤・丸薬


【薬の選び方】

患者の体質や症状を診てから薬を調合、処方


【効き目・効果】

体の治癒力を高め、穏やかに作用。ただし、胃腸薬や風邪薬などには即効性があるものもある。


【副作用の有無】

副作用は比較的少ないが、副作用がでるものもある。


【作用する部位】

全身に作用する。


◎西洋薬

【成分】

生薬の有効成分を抽出。一つの成分のみ配合。


【薬の形体】

錠剤、カプセル、シロップ、坐剤など多種あり


【薬の選び方】

病名を特定してから、薬を処方。


【効き目・効果】

症状に対してピンポイントに効果が出る薬を選ぶため、即効性がある。効き目が急激。


【副作用の有無】

時には効き目が強すぎることもあり、副作用が出やすい。


【作用する部位】

特定の部位に働く。



西洋薬は、病名の特定ができるため、手術が必要な場合や緊急性を要する治療を行う場合、治療の目的が、解熱、鎮痛、殺菌、降血圧などピンポイントで行うことができることが特徴です。


一方漢方薬は、検査をしても病名や原因が特定できないような不調や生活習慣病や全身的な病気に向いています。


病気になった時に、人の体は一か所だけの症状が突出していても、複合的や全身に多様な症状が表れていることも少なくないため、西洋薬と漢方薬のお互いの有効成分や相乗効果を引き出すように使う病院も少なくありません。将来的にも、さらにこうした需要は深まると考えられています。


漢方薬は、全身に効果が出ることや、生薬そのものの働きが、様々な働きを促すことから、処方する場合に考えられる相乗効果、相互作用を考える必要があります。


特に、漢方薬と一般に販売されている薬を、同時に服用する場合は薬剤師や医師に相談するなど、飲み合わせには注意が必要です。



トップページへ戻る